【完】まりあ ~人魚姫の涙~
そこでふと、ある人物の存在が思い浮かんだ。
あのお婆さんならもしかしたら…、
私を人間に変えてくれるかもしれない---
そう思った途端私は海の底へと沈み、そのお婆さんのところへと一直線に泳いでいた。
もしかしたら、私は人間になれるかもしれないっ!!
高揚した気持ちが抑えられなくなった私は周りの事など見ず、ひたすらに泳いだ。
泳いでいる横を自分のお姉さまがいたとも、気づかずに---