【完】まりあ ~人魚姫の涙~
「私の言いたい事は分かるわね?…あの人は私と一緒になる運命なの。…だからマリア、あなたは彼に近づかないでね」
その言葉に頷かずそのまま麗華さんを見ていると、無表情な顔へと変化する。
そして更には…、
麗華さんのブラウンの瞳が血の色へと変化していった。
その変化に息を飲んだ時だった---
「待ちなさい…」
「…っ、監督!」
突然の監督の登場に驚いたのか、麗華さんが私の顎から手を離してくれた。