【完】まりあ ~人魚姫の涙~


それに私自身、前世の時も今も麗華さんから特に何をされたと言うわけではない…。




メガホンを持っている監督をチラッと見ると、いつも通りの顔で役者達に指示を出している。




そんな姿を見ると、今日これから行なおうとしている事がまるでウソのように感じた。




トン---




「………ッ?」




肩を叩かれ後ろを振り返ると、出番の終わった王子様の格好をしている敦さんが立っていた。


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