【完】まりあ ~人魚姫の涙~


「…裕也さん?」




………ダメだ、返事もしてくれないよ。




監督に相談した方がいいかな?




そう思った私は立ち上がった。




「……っ!」




突然、腕を掴まれた---




私の腕を掴んだ人物である裕也さんを見ると、あんなに微動だにしていなかったのに今は私を見ていた。




勿論…、




催眠術の溶けた瞳を私に向けて---



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