僕らの恋物語。
第1章 秘めた想い。

好きな人。



―7月の朝。

大きな木の下であたしは一人、ある人を待つ。


「紫苑(シオン)」


あたしを呼ぶのは君じゃない。

「陽太先輩」

君よりも、ずっと背が高くて…ずっと大人で。


「おはよう、じゃあ…行こうか。」

そう微笑んで、優しくあたしの手を引く。



陽太先輩はあたしの彼氏。

1年前の冬、……告白された。



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