曖昧プラトニック【完】







「え、ちょっ、春希...!」



バタバタと暴れるあたしをよそに、春希は先生に許可を得て体育館を出て行こうとする。


女の子は皆、「きゃぁ」と乙女な声をあげる。





「...最悪...」



誰もいない、保健室へと繋がる渡り廊下。




「なにが?」


すぐ近くに春希の顔がある。





< 95 / 222 >

この作品をシェア

pagetop