武士道セブンティーン!!




「でも、そんなあたしを変えてくれたのが剣道」



3歳から始めた剣道。

最初は正直、じいちゃんに言われて無理やりだった。

防具は重いし臭いし、素振りばっかして手は痛いし。

やめたいな、って思ったことは何回もあった。

ただ、あたしのために怒ってくれたお母さんやお父さんや、じいちゃんに悲しい顔されるのが嫌で。


それだけで我慢してたあの頃。


でも続けていくうちに、メキメキと上達していって。

相手の打ち込む竹刀をかわして、一本とった時の爽快感。

試合で勝つことで、周りから褒められて。

その分、全てが自信になっていった。




「剣道のおかげで、あたしは人前に立ってもおどおどしなくなったんですよ。
始める前はガキンチョのくせに、何でもかんでも諦めがちで、すっごい陰気だったのに。
あたし自身も変わったなって思うくらい」


「陰気とか、宮本に一番似合わない言葉だ」


「でしょ?今思うと、あの時の悩みとか、すごくちっぽけに思えるんです」



じいちゃんたちに今は今で迷惑かけてるけど、あの頃もすごい迷惑かけてたんだろうな、
って思うと自然と笑みが漏れる。


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