武士道セブンティーン!!

「……アンタの母さんは躾がなってないなぁ」

笑うあたしに怪訝に思った男が、イライラとしていた。


「あぁ?! ぐっ……」

畳を強く蹴り、飛ぶように男にかかりながら、
竹刀で横っ腹を強く打った。


「全く、非常識なヤローだよ」

ぐらついた男の首に腕を回して力を籠めると、
ピクピクしていた身体から力が抜けた。

畳に崩れ落ちた男を見下ろして、一言。





「土足で部屋上がんな。常識だろうが」




< 99 / 337 >

この作品をシェア

pagetop