天国からの手紙〜Long Ver.〜
ライバル.





公平くんを待つ時間

とても長くて…
でもこのまま来ないで
ほしかったりもした

逃げたい

逃げられない

なぜなら公平くんに…

あなたに会いたいから…


矛盾する心の中

もう優里香自身
壊れてしまいそうだった

そんな時、公平くんの声が聞こえた

「おーい、やめろよぉ」

誰かと絡む声

「ちょっと、公平くーん!」

甲高い女子の声

(…誰?)


この声の主を知りたくない

…のに足が動かない

(どうしよう…)

優里香の心拍数は上がりに上がり
倒れる寸前まできていた

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