[完]バスケ王子に恋をして。
俺はある公園の前で自転車を止めた。

そこは俺の家から10分くらいにあるバスケットコートがある公園だ。

俺はここで毎日バスケの練習をした。

初めて負けた時に見つけた公園。

悔しくて悔しくて夜中まで泣きながら練習した。

心配して父さんと母さんが迎えに来て父さんに初めてビンタされて抱きしめられた。

母さんと練習するのは9時までと決めて毎日練習した公園。

そんな公園に向かって敬礼し、

「行ってきます」

そう一言言ってまたペダルを漕ぎ始めた。
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