永遠の愛をキミと誓う。



「おーい!何固まってんだ?」


あたしの目の前で手をブンブン振る。



「とっ永遠が何でここにいるの!?」


学校違うし、家も反対方向だよね?



なのに、何でこんなところに?




「あーちょっとコンビニ行きたくてさ」


「……嘘」


「あっあれだよー俺の好きなカフェオレがなくてさ」


「ふっ」



そんなのありえないでしょ。


永遠の家の近くにコンビニなんてたくさんあるし、基本そんなのこだわらないじゃん。




あたしはバレバレの嘘をつく永遠に、つい笑ってしまう。




すると、なぜか永遠も笑う。



「何笑ってるの?」



「いや、結愛も笑えるようになったなって」




優しく微笑みながら、あたしの頭をポンポンとする。


確かに……。


あたしが永遠と出会ったころは、全然笑えなかった。





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