永遠の愛をキミと誓う。
壊れていく関係
「ただいまーって結愛!?どうしたの?」
リビングを飛び出してすぐに、お姉ちゃんとバッタリ会う。
あたしは一瞬視線をお姉ちゃんに移したけど、何も言える状態じゃなかったから、すぐに自分の部屋に駆け込む。
「あっ結愛!!」
お姉ちゃんのあたしを呼ぶ声が聞こえたけど、振り返らなかった。
きっと不思議がってると思うけど、あたしには気にしてられるほど余裕がない。
部屋に入ってすぐ、ベッドに倒れ込む。
お姉ちゃん、お父さん、誠二に褒められたポニーテールもそのせいでグチャグチャ。
髪をほどいて、枕に顔を押し付ける。
お母さんはあたしの友達や彼氏のことを、悪く言ったことなんて一度もなかった。
友達と大ゲンカしてあたしが「あんな子知らない。友達じゃない」って言ってたら、
『大好きな友達なんだから、そんなこと言ったらダメでしょ?ちゃんと仲直りしなさい』
って優しく叱ってくれた。