小田急線ラヴストーリー

Kぉり

そんなこんなで理科実験は無事におわり、また毎日のバイト生活にもどった。。 

前までは顔と名前が一致しなかったからわからなかったけれど、実は私…斎藤先生と木曜日に授業がかぶっていたらしいなんてことだ私ったらめちゃめちゃ失礼 

五年の授業をしているとき…隣の教室から聞こえてくる大騒ぎをする中一の声と必死にその子たちを叱り付ける斎藤先生の声(笑) 

「ほらぁやってこらんなぁんでページひらかないのほらノートあけて!まずはポイントかいてごらん」

大変だなぁ私はあと少しでおわるけど斎藤先生はあと一時間もこれやるんだもんなぁうわぁないない。 


とか思いながら授業をぱぱっと終わらせ同期の寺田くんとぺちゃくちゃおしゃべりをしていた…… 

ぐちゃぐちゃくだらないことを話しているうちに斎藤先生も授業を終え、一人雑巾を片手にお掃除 

まだまだ新人だった私たちは「ぁそぅじってやるんですね(笑)」とそこで初めて掃除の存在を知った。 

毎週、毎週この木曜日…私のが先に授業がおわるはずなのに、掃除をしているとのろいせいか斎藤先生がおわる時間にすぐなってしまうだから仕方なく一人遅く終わった斎藤先生のクラスの掃除も手伝いはじめた。本当ははやくかえりたかったんだでも一人で掃除してる人をおいて先に帰ったらあとでみんなになんか言われそうだったから…………結局……
「暇なんで手伝います」
「いつもすみませんやってもらっちゃって」

「全然ぃぃですよ」

「今日も中一ひどいですよ」

「この教室の乱れようをみればわかりますよ(笑)大変ですね」

「えぇ……」

一緒にかえるようになったのはこの頃からだった。 
教室から駅の数分と、狛江から成城までの数分…。あわせたってたった10分……。

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