*嘘月とオオカミ先輩*
「お、おま、ツッキー狙うって……、前はあの子全然愛想ねぇから絡みづらいっつってたじゃん」
「あー、前はな。でも最近はフツーに話しやすいし。時間経って緊張が解けたんじゃねーの。あの子笑うと結構可愛い——」
「かわいくねーし!!!」
腹の底が沸き立って、つい大声を出してしまった。
その場がしんとなって、一斉に視線が注がれる。
ちらっと見ると、月島も驚いた表情でこちらを見ていた。