【短】俺にしろよ
次の日、あたしは
休み時間も教室から出ないで
机に伏せていた。
そんな時、
トントン
肩を叩かれ顔を上げると
目の前には薫ちゃん。
「さっき、祐紀哉くんに告白したの」
「え!?」
突然の言葉にドキリとした。
それと同時に、モヤモヤした
感情があたしの胸の中でうずまいた。
なんて言ったのかな?
祐紀哉は、OKしたのかな?
だけど、薫ちゃんの答えは
あたしの想像してたのとは、
全然違った。