【短】俺にしろよ
▼第三章、

体育祭



あれから何回か実行委員があって

体育祭当日。



あの日以来、

俺は夏生から少し距離をおいていた。




きっとそれに夏生も気づいてるけど

何も言ってこない。



あぁあ、くそっ


目の前を通りすぎるカップルに

苛つきを覚える。



俺だってほんとは夏生と

あんなふうになってたのに……



って、どこまで女々しくなんだよ俺。


< 75 / 86 >

この作品をシェア

pagetop