てのひらを、ぎゅっと。
「お父さん!おかえり!」
一人のチビっ子が俺に勢いよく突進。
俺は両手でしっかりと、その小さな体を受け止める。
「優希(ゆうき)」
優希は今年小学2年生になったばかりの大島家の長男だ。
優希は俺と俺の奥さんがサッカーをしていたことを知って、“俺もサッカーやる!”って1年生の時に地元のサッカークラブに入団した。
それが……その……優希、かなりサッカーが上手いらしい。
監督やコーチから、結構注目されてるみたいだ。