【短編】不意打ちKiss
不意打ちKiss
賭けが始まって、2週間が経とうとしていた。



あれから平田先生とは話していない。

目は時たま合うけど、すぐ逸らした。


笹島先生も、キスはしてこなかった。


きっと、平田先生とあたしのことを知っているのだろう。




これでよかったんだ。


これで……




放課後、1人教室にいた。

なんでかはわからない。


そこにやってきたのは、笹島先生だった。


「先生……」

「なぁ、羽田。ごめんな」

急に先生が謝ってきた。

突然のことで、よくわからなかった。

< 17 / 22 >

この作品をシェア

pagetop