大好きなんです。



「はい、どうぞ。」




「ありがとね!」





知樹先輩は真剣に練習予定表を見ている







「まぁ、去年よりは休みあるや……」





と言って練習予定表を返す知樹先輩





あたしはそれを受け取って机の上に置いた







「ありがとね、じゃ……」






知樹先輩が何か言いかけて立ち止まった







「…どうかしました?」






「そういえば、琉斗が呼んでたよ?



行ってみれば……」






知樹先輩がそっぽを向いて言う






琉斗さんって水城先輩だよね…?






「分かりました、ありがとうございました!」







「うん、じゃあね……」






どこか悲しい顔をした知樹先輩が部室から出た









知樹先輩が言っていたので、あたしは水城先輩の所へ行った







男バレもちょうど終わったみたいで部室に行く途中の水城先輩を見つけた







「み、水城先輩っ!」





「ん、莉乃ちゃん!?」





「知樹先輩から聞いて、来ました。」






水城先輩は少し驚いていた






「あぁ、それ帰りでもいいかな…?」





「帰り、ですか?」





「うん、着替えたらこっち来るから待っててもらえるかな…?」






「は、はい……」





「ありがと、急ぐね!」






と言って水城先輩は走って行ってしまった






あたしもバックを取りに部室へ戻った


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