こっち向けよ






「時任くんが買い物につきあって欲しいんだって!だから今日は1人で帰ってね。」



舞は笑顔だった。



てっきり彼氏と放課後デート出来て嬉しいんだと思ってた。



…俺はもっと欲張るべきだった。



舞を捕られたくないのなら、なりふり構わずずっとそばに居座れば良かったんだ。






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