手をつなごう


「椿・・・」


髪をキッチリと纏め、白のタキシード姿のハルは困った様に笑う。

「ありがとう・・・」

そうつぶやき、ハルは静かに外へ出た。


廊下にいた陽太は、軽く会釈をし、笑顔を見せた。





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