未タイトル
「で、それを側でたまたま聞いた男子が広めたらしくて、今の告白ブームに至っているんじゃない?」


「そうなんだ…」



「っと…また呼ばれてるよ紗香」


教室の前で私を呼ぶクラスメイト


「次の恋も考えてみたら?」



「うん…」



次…か……



「松沢さーん!」


「あ、は~い!」



呼ばれた方へと足を運ぶ

そこには長身の不機嫌な顔をした…



…ってあれ?不機嫌?



「ちょっといいかな?」



と、思いきや笑顔で私の手をとり歩き出す


ちょっ…強引過ぎやしませんか?


教室でざわつく声が聞こえたけど振り返れなかった







< 46 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop