恋愛のやり直し方
言った張本人は、その場の空気を全く感じていないように続ける。




「生活費、ちゃんと稼げるようになったでしょ?だから、あんなの追い出してよ!」



「ま、真理子………」





事情を知っている私と、真理子には『売春』の意味がそうじゃないって分かってるんだけど、何も知らない他2名は、そのままの意味に取るよね……







「綾さん?」



竜君が聞いていいのか悪いのか戸惑っている。





横目でチラリと友田の様子を見ると、全然さっきと変わらずワインを飲み続けている。




「誤解しちゃうよねぇハハハ……」



「いいんじゃないの?どんな事情あるか知んないけど、俺らに関係ないし。仕事にいいも悪いもないんじゃないの?」



友田がサラッと言う。
そして、「もうお開きにしよう」と店員を呼ぼうとしていた。





「待って。誤解されたままじゃ嫌なんだけど」
< 121 / 548 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop