恋愛のやり直し方
遂に大声で笑い始めた友田。

道行く人も「何事?」とチラチラと見て行く。




「あの……そろそろ帰りません?」


「ああ、そうだね。小説の良いネタありがとう。いいアシスタントだね森嶋さんは」




「はっ?これ小説にされちゃうんですか?」



「このままじゃフツーでしょ?これに脚色するのが俺の仕事だから」




ニンマリ自信顔。

っていやいや…そんなことされたら困るでしょ。



「安心して?森嶋さんも分からないくらいの話しになるから」



「………じゃあ、いいです。でも、情報提供料ははずんでいただきますよ」




「ハハハ……そうだね」






ちょうど目の前を通りかかったタクシーを止めた友田。
先に私を乗せると、自分は乗らずにドアを閉めた。




「おつり貰っといてね」



運転手にお札を渡すと「行ってください」と手を振る。

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