恋愛のやり直し方
甘かった雰囲気が一変し、冷たい風が通り抜けた後のような寒さに襲われる。
と、言っても友田の表情や態度が変化した訳じゃなくて、あくまでも受け取り側の私の問題。
「気使ってくれてる?」
優しく微笑む友田に、喉の奥がグッと詰まる。
駄目。
それ以上優しい顔をされたら、きっと、泣いてしまう。
無意識にギューと唇を噛み締めていた。
頬に当てられた友田の手から、親指だけが動き出す。
「そんなに噛んだら、切れちゃうよ。そんな悲しい顔しないで?」
目尻を下げて、困ったような顔をする。
「竜がどんな話をしたのか分からないけど、森嶋さんが心配するようなコトは何一つないんだよ」
「………」
友田の言葉は普通に聞けば、優しい。
だけど、今の私には嫌いだと言われるよりも冷たく、突き放されたように聞こえる
だって、『里美とのコトは、私は部外者だから、私が気を使う問題じゃない』と言われたも同然。
友田にとっては、私が『部外者』ということを、突きつけられた。
知りたくて知りたくなかった事実に、それ以上の思考に危険信号を発する。
ボーッとして何も考えられない。
ただ、手は確実に鞄の中から桜色の紙を取りだし、頬に当てられた友田の手に握らせていた。
と、言っても友田の表情や態度が変化した訳じゃなくて、あくまでも受け取り側の私の問題。
「気使ってくれてる?」
優しく微笑む友田に、喉の奥がグッと詰まる。
駄目。
それ以上優しい顔をされたら、きっと、泣いてしまう。
無意識にギューと唇を噛み締めていた。
頬に当てられた友田の手から、親指だけが動き出す。
「そんなに噛んだら、切れちゃうよ。そんな悲しい顔しないで?」
目尻を下げて、困ったような顔をする。
「竜がどんな話をしたのか分からないけど、森嶋さんが心配するようなコトは何一つないんだよ」
「………」
友田の言葉は普通に聞けば、優しい。
だけど、今の私には嫌いだと言われるよりも冷たく、突き放されたように聞こえる
だって、『里美とのコトは、私は部外者だから、私が気を使う問題じゃない』と言われたも同然。
友田にとっては、私が『部外者』ということを、突きつけられた。
知りたくて知りたくなかった事実に、それ以上の思考に危険信号を発する。
ボーッとして何も考えられない。
ただ、手は確実に鞄の中から桜色の紙を取りだし、頬に当てられた友田の手に握らせていた。