てんしからのプレゼント
いやな、おと
その日は妙な胸騒ぎがしてソワソワと体を揺らしていた。






17歳のあたしは今年から高校三年生になる。






だからかもしれない。くすぐったい、心をいたずらに触られているような気分。


きっと、そうなんだ。きっと、きっと…。






少しの間だけでもいい味あわせて。


それからだったらいくらでも現実味のない話を聞くから。


耳に入れるから。脳にももちろん入れる。



最後には心にも。



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