小さな恋のうた
「きゃっ!?」

「な、なに、今の揺れ?地震?」

「違う!今のは地震などではない。
これは・・・琥珀様かっ!」

李家の敷地を襲った衝撃を感じた時、偉 は最悪の事態を想定した。
この揺れは地震などではない。

今の衝撃は魔力、それも非常に強い魔力 の暴発によるものだ。
これほど強い魔力を持った人間といえば 李家でも当主の夜蘭と小狼しかいない。
夜蘭は今はここにいない。
となれば残りは一人、小狼だけだ。

小狼の魔力が暴走したのだ。
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