小さな恋のうた

新月と婚約者

あの、琥珀の勘違い事件から2週間がたった。何も変わらず、普通の日常だった。


………いや、変わっていた。


あの日以来、琥珀は愛裕に優しくなっていたのだ。
朝に紅茶をいれるとお礼を言われたり…
少しの体調不良でも気づいてくれて心配してくれたり…
そして、ミスをしたりすると笑って仕方がないなといったり…
それには律も驚いていた。
一度病院にいってはどうだと言われたぐらい………
それには琥珀も苦笑いだったらしい。

愛裕は、どうしていきなり優しくなったが不思議に思ったが、その天然&鈍感の性格で自己完結していた。

そして、一番変わったことは…
鈍い琥珀が愛裕への恋心を自覚し、鈍すぎる愛裕が琥珀を想うようになったことだ。
つまり二人は両想いなのだ。だが、どちらも想いを告げることはないだろう……

この恋は身分違いの恋なのだから………


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