人間ゲーム
【第9章】失う


今日もいつも通り家に帰った。


今日は少し機嫌も良く、少しこった料理を作ってみた。


これで将来は専業主夫になりそうな気がする。


「さすがに多すぎたか‥。」


作りすぎた料理をタッパに詰め込み、冷蔵庫に入れてソファーに横になる。


「ふぅー‥。」


このため息はいつもと違い、充実しているときのため息だ。


ニャー。


「ん?どうした?お腹いっぱいになっただろ??食べ過ぎたら太るぞ。」


見てみると、ショコラの口にはオレがいつも学校へ持っていくネコバックをくわえていた。


「なんだ?取れって言ってるのか?」


そういえばもうずいぶんゲームをしていない。


早くしなければ‥な?


ショコラからバックをもらい、その中から黒い携帯を取り出す。


「‥ん?光ってる、メールか‥。」


偶然黒い携帯が光っていることに気づきメールを開く。


「‥は?」


その内容は思いもよらないものだった。

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