【完】もう一度、音を愛す。







「私に音楽を教えてくれた
 二人の恩人には愛する宝物がいた。

 私はずっと
 その子を探してた。

 まさかこんなに早く会えるとは
 思っていなかったけど。」



そういった響子さんの目は
私に向けられているような気がした。




「その子を守っている仲間には
 反対されるだろう。

 もしかしたら、恩人たちにも。

 その子にこの音が届きますように。」



「響子、止めろ!」


そう幸兄が叫ぶと同時に
スイッチが押された。







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