【完】もう一度、音を愛す。






包丁を持って
近寄ってくる男。


それまで私が聴いていた曲が

・・・流れている曲だった。




波のように黒い記憶が襲ってくる。

足に力が入らない。


頭も痛い。

吐き気も尋常じゃない。


夏なのに寒気しかしない。


・・・幸兄に連絡を。


そう思ってパネルを取り出そうとしたのに
無残にも床に落ちてしまった。







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