【完】もう一度、音を愛す。






目が覚めた時に聞こえてきたのは
そんな争い声だった。


それよりも私は
夢の中の恐怖が打ち勝って

ここがどこだかなんて考える余裕もなく
叫んでしまった。



「キャァー!!!」

手に取れる枕など
手当たり次第に放り投げる。


まだ、あの男が
目の前にいる気がしてたまらない。







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