【完】もう一度、音を愛す。
私の母は忙しい公園などの合間をぬって
自宅で数名の子供たちに
ピアノを教えていた。
両親ともども子供が好きだった
という理由もあるし、
私に友達がいなかったことを
心配してという事もあるだろう。
そこに通っていたのが
幸兄、希、望、そして響子さんだった。
私は両親について
国外を飛び回ったりする
生活をしていたので
あまり友人はいなかった。
その上私がメディアに取り上げられ、
一躍有名人となったことで
余計にチャンスを失っていた。