sound village
  



“僕は、…あの時…

アメリカ側の選手として
合宿に参加していた。

そして…僕と接触しなければ

ヨウイチロウは
あんな大きな怪我をしなかった。


ずっと、ヨウイチロウに
謝りたかったんだよ…”



彼の『ごめんなさい』を
断ったのは、柏木本人だった。
怪我は誰にでもあり得ると。
自分に運が無かっただけだと。


“僕も、あの時は、ゲーム中だし
誰にもありえる事だし
謝る様な事ではないと…少しは
思っていたけど。

担架で運ばれる君を見たのが
最後になるなんて。

あの怪我で、バスケも止めて
しまったって…
残っていた日本人選手から聞いて。
ちゃんと謝罪しなかったことを
後悔したんだ。”



…げっ。


恐らく、それを伝えたのは俺だ。


思い出した。


…割と…キレ気味に
八つ当たりした覚えが
うっすらあるけど…


後味が悪いので
忘れてたフリをしておこう。




 





< 482 / 625 >

この作品をシェア

pagetop