M√5
「M√4って……!!!
割り切れちまう!!!」
そう、決して割り切れない無限小数だからついた、√2。
私が入って√3になっても、それはまだ1.7320508……と、永遠に続く、無限小数だった。
でも……√4は2だ。
簡単に割れてしまう……!!
そうなったら、せっかくの『割り切れない』という意味がなくなってしまう。
「どうする、将人?」
さっきから倫生が笑っていたのは、そういうことだったのか。
頭のいいこいつは、イチ早く気づいていたのだ。
「……」
考え込んでしまっている将人。