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立ち止まって聞いている3、4人に、吸い込まれるように加わっていく。
必ずキミを見ている人がいるから
キミは決して一人じゃない
不意に、頬に熱さを感じた。
それは、顎へと伝っていき、止まらずに地面まで落ちていく。
温度の高いアスファルトは、それをすぐに気体へと変えてしまう。
……泣いていた。
私は、人目もはばからずに泣いていた。
何人かが私を見ているのが分かる。
あまりにも、綺麗すぎる。
自分でも気づかなかった不安が、的確に歌われている。
……一人になるんじゃないか。
そんな不安が。