0時のシンデレラ

「…え?」

「だーからぁー、
凛音が好きだったのはタカでしょ?
で、タカは礼音だったわけじゃん。
礼音は運命の人だったんでしょ?」

「う、うん…」

「うん、やっぱり凛音が
進んできた道は正しかったんだよ!」

萌葉はにっこりと微笑んだ。

「…そっかぁ……。
じゃあ私はアイツのこと、
好きでいてもいいのかな?」

「ふふっ…
もう自分で好きって認めちゃってるじゃん」

「あ…」

「凛音、頑張っておいで!
後悔しないようにね!
敦と付き合えてるのも
凛音のおかげなんだから!」

「うん…!
私、行ってくる!
もう遅いかもしれないけど…」

「そんなの分かんない!
行っといで!」

「うん!」

凛音はケーキ屋を出た。
そして全力で走り始めた。
…運命の人に会うために―――――

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