あなただけを愛します。

*私は恋をしてたんだ*


この日もまたバイトだった。
そう私が恋だと気づいた日、、、

この日はマネージャーが早めに帰ってしまった日だった。
ラストまで残れたのはA先輩ともう一人の先輩だけ。

私は10時に帰らなければいけなかった
先に帰るのは申し訳なくて、タイムカードを先に切って残る事にした。

なんだかんだやっているとあっという間に11時近くになっていた。
流石にやばいと先輩が思って私は結局先に帰る事にした。
その時最後にゴミ捨てをすることになり、A先輩と行く事になった。

ゴミ捨てを無事に終えて、帰ろうとした時A先輩が

A先輩
お前ってほんとここ好きだな。


?なんでですか?

A先輩
だってOFFなのには入れ言われたらはいはーいってくるし、今日みたいにただ働きとかするじゃん。


ただ先に帰りたくないからですよ?

A先輩
お前ってほんと変なやつ笑

そう言ってクスリと笑った。
その時少し見せた笑顔がなぜか心に残った。


その日家に帰ってもなぜかあの笑顔が頭から離れない、、、
なぜなのかわからないから余計に離れなくなっていた。

(この気持ちは、、、??)

次の日友達にそれを話した。
先輩のことを話すのは当たり前となっていたのだが、友達もいつもと違うと思ったのだろうか。

友達
それって恋してるんじゃない?だから前から言ってたじゃんか!

その言葉を聞いてあぁそうなんだって思った。

この日私はあなたに恋をしたんです。


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