好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
仁美が俺の胸に顔を埋める…



『…育が……由奈の事大事に思ってるのは解る…たった一人の兄弟だもん…でも…私以上に優しくしないで…由奈より……私の事を見て…私達、付き合ってるんだよっ。ね…そうでしょ?』



「うん……だから俺が悪かった…だからもう泣くな。な?」



『うん…じゃあ…もう泣かないから…ここでキスして…』




仁美が再び真剣な目付きで俺を見上げる…




俺はそっと唇を近づけた…



< 120 / 408 >

この作品をシェア

pagetop