好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
どのくらい時間が経ったのだろう…



『花火……見損ねちゃったね…』



私は呟いた。



「…うん…でも…は…次は二人で行こ」




『…うん…』



育の一つ一つの言葉が嬉しくて夢じゃないのかと疑ってしまう…



いつまでこうしていられるんだろう…



余りにも幸せ過ぎて、大きな不安の塊が押し寄せてくる…



これから…どうなる?



いつまでこうしていられる…?



考えたくないのに自然と嫌な方ばかり考えてしまう自分が嫌でたまらなかった。
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