好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『由奈はさ、好きな人いるの?』



この言葉でいっきに現実へと引き戻された私…



『えっ…い…いないよ』



なんて意気地なしなんだろう。
言えない…


言えっこない…



『そっかぁ~もう、花の高校生なんだから好きな人の一人や二人作らなきゃ!』


仁美がクスクスと笑いながら言った。



『…うん。そうだね…』
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