好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
部屋についてから私は泣き続けた。



涙ってどうしてこんなにも溢れて来るの…?



どうして止まらないの…



枯れる事なんてないのかな…



いつかはこんな日が来るとは解っていた……



でも…


もっと大きくなって
私も育も大学へ行って
その辺りだろうと思っていたんだ…




…………



仁美が育の事を好きなのも解っていた…



でも何処で期待していた私……




私って本当に馬鹿だな……



本当の本当に……



大馬鹿者だよ…



私は……
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