あなたの孤独に気づくまで
しかし、その昼休みに事件は起きていた。
昼休みの終わり頃、まりちゃんは一人で教室に戻ってきた。
そして、そのまま恵の鞄を持っていこうとした。
「ど、どうしたの?」
思わず私はまりちゃんに尋ねた。
まりちゃんは困った顔をして、
「めぐちゃん帰るって。鞄渡したらすぐ戻る!その時話すね!」
と言うと、急いで教室を出た。
「…な、何かあったのかな…」
私は思わず呟いた。
「とりあえず、まりかが戻ってから話聞いてみよう!」
私の不安を大丈夫、と言ってくれるようにちあきちゃんが私の肩をポンポンと軽く叩いてくれた。