ある人々の恋愛2
―さっきのお返しだ。女から先に唇を奪われたなんて、恥ずかしくて言えないからな―
―翔・・・、もっとして、キス・・―
―わあ!そんな目で見るな。つうかくっついてくるな。我慢できなくなる―
―ずっと、我慢していたの?―
―・・・そうだよ。俺だって男なんだ。好きな子がそばにいて、何も感じないことなんてない―
―我慢しなくてもよかったのに―
―だって、凜が嫌がるかと思って―
―もう一回言って―
―だから!!凜が嫌がるかと思って!!あっ・・・―
―やっと名前で呼んでくれた。あと好きって、言ってくれたね―
―なんか、転がされているような気がする―
< 20 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop