ダイヤの恋人 〜June bride〜
結婚式を終えたばかりだからなのか、理人さんと二人きりなった途端に何だかくすぐったさが込み上げて来て…
彼に掛ける言葉をさりげなく探しながら、バルコニーの方に視線を遣った。
もうすぐ夕方だけど、外はまだ明るい。
太陽の光が降り注ぐ碧い海は、相変わらず宝石をちりばめたようにキラキラと輝いている。
「瑠花。夕食までまだ時間があるし、少し散歩でもしようか。それとも、どこか行きたい所はある?」
「いえ、あたしもお散歩したいです」
「じゃあ、行こう。海岸の方に行けば、ちょうど夕陽が見られるよ」
理人さんは、甲斐(カイ)さんがデザインしてくれたウェディングドレスが入ったトランクをベッド脇に置くと、あたしの手をそっと握って部屋を出た。
彼に掛ける言葉をさりげなく探しながら、バルコニーの方に視線を遣った。
もうすぐ夕方だけど、外はまだ明るい。
太陽の光が降り注ぐ碧い海は、相変わらず宝石をちりばめたようにキラキラと輝いている。
「瑠花。夕食までまだ時間があるし、少し散歩でもしようか。それとも、どこか行きたい所はある?」
「いえ、あたしもお散歩したいです」
「じゃあ、行こう。海岸の方に行けば、ちょうど夕陽が見られるよ」
理人さんは、甲斐(カイ)さんがデザインしてくれたウェディングドレスが入ったトランクをベッド脇に置くと、あたしの手をそっと握って部屋を出た。