spiral "eternal"

救出が少しでも遅れ、尚且相手が油断していなかったら


アイツ等は間違いなく殺られていた



もしそうなったら、未来のアイツ等も消えるハメになり


俺達も希望を失うという…大惨事になっていたところだ



「…彼等なら、無事に帰って来るって信じてたから。」


その來の言葉に、stayは溜め息を吐いた


…まぁ、コイツの作戦が失敗したことなんてないから良いんだけどさ…



「だから私も、迷ってる場合じゃないよね。」



stayは首を傾げた



來が、迷っている…?




「ねぇ、stay。」クルリと來はようやくstayの方を向いた



その表情はどこか悲しそうで


だけどどこか…覚悟を決めたようで…



「頼みたい事、あるんだ。」




そう言って、來は笑った







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