spiral "eternal"



「じゃあ海は…その依頼を果たしに家を出た。」


「恐らく、華は海が心配でついていったんでしょうね。」


渚と美優の頭に浮かぶ、あの日の情景


ーー悪い。しばらくの間、春を預かって欲しいーー


いきなり家に来たかと思えば、荷物を持たせた春を美優に渡した


ーーどうかしたのか?ーー


ーーちょっと野暮用でさ。華と家を空ける。だから、その間春の世話を頼みたいんだーー


いつも通り笑っていう海


どこか不自然さを覚えたが、いつもの事だから無視した


ーーすぐ帰って来るんだろ?ーー


ーー当たり前!俺がそう簡単に死ぬと思うのかよ?ーー



それが、最後の言葉になるなんて夢にも思わなかった…


「海は阻止に行ったのに…私達はその脅威を止めるために呼び出された。

じゃあ…海と華は…。」







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