イジワル王子と屋根の下



「そんな性格してるってことは…自分が格好良いってわかってるんじゃない!?」

「はぁ…」

「そんな男は平然と浮気するわよ!でもって開き直る!何故なら周りには捨てるほど女がいるから!」

「…!!」

「菊間さん、熱いねぇ」

「おばちゃん分かるのよ!女として長く生きてるからね!」

「……」



周りには捨てるほど女がいる…。

いや、うん、まぁ…そうだろうけどさ。わかってるけど。…やっぱりそんな瞬から見たら、私なんてただの同居してる人にすぎないのかな。



改めて考えても、その気持ちはわからない。

距離は縮まってる気がするけど、でも、

段々と、欲は増す。



同居人以上の存在を、求めてる。



(…なんて何考えてるんだか、私)




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