イジワル王子と屋根の下
ー…
「……」
チラ、と見た時計は夕方6時を回ろうとしていた。
(…もうすぐあがる時間)
『うちで食事しない?』
大野さんには考えておいてって言われたけど…
家帰っても瞬の迷惑かなとか、でも食事くらい作っておいてあげた方がいいかなとか、色んな考えが頭の中をぐるぐるとめぐり続けている。
(あぁ、どうしよう…!!)
「水谷さん」
「わっ!はい!」
そう店頭で一人頭を抱えていると、背後から声をかけてきたのは変わらず笑顔の大野さん。