イジワル王子と屋根の下



ー…



「……」



チラ、と見た時計は夕方6時を回ろうとしていた。



(…もうすぐあがる時間)





『うちで食事しない?』





大野さんには考えておいてって言われたけど…

家帰っても瞬の迷惑かなとか、でも食事くらい作っておいてあげた方がいいかなとか、色んな考えが頭の中をぐるぐるとめぐり続けている。



(あぁ、どうしよう…!!)



「水谷さん」

「わっ!はい!」



そう店頭で一人頭を抱えていると、背後から声をかけてきたのは変わらず笑顔の大野さん。



< 195 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop