イジワル王子と屋根の下



「…偉そうな告白」

「お前のうるせー告白よりマシ」



そして、もう一度そっと重なる唇。



犬でもいいから、そばにいたい。

さっき私はそう言ったけど、やっぱり撤回する。



犬でも、ただの同居人でもなく、私はあなたの恋人としてその隣にいたい。





「…まとめた荷物、俺が仕事から帰るまでに元通りにしておけよ」

「えっ!」





少しくらいの意地悪なら

あなたの愛だと、受け止めて







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